
Webアプリ基礎知識
Webアプリ基礎知識
本サイトの「JavaでWebアプリを作ろう」は、JavaでWebアプリを開発するための基礎知識をまとめています。
はじめに、WebアプリとWebサイトの違い・具体例を以下の図にまとめましたので参考にしてください。
【Webアプリ】:動的コンテンツをレスポンス(応答)する。
Webクライアント(PCやスマホのブラウザ)からのリクエスト(要求)により、
Webサーバ上のWebアプリが動的コンテンツ(Webアプリで生成したHTML)をレスポンス(応答)します。
【Webサイト】:静的コンテンツをレスポンス(応答)する。
Webクライアント(PCやスマホのブラウザ)からのリクエスト(要求)により、
Webサーバが静的コンテンツ(固定のHTML)をレスポンス(応答)します。
検索条件に「ねこ」を入力後、【検索】ボタンをクリックすることで、同一画面に検索結果(「ねこ」の一覧)を表示します。
※「ねこ」の項目を追加しても画面を修正する必要はありません。
画面上の「ねこ」文字をクリックすることで、別画面に「ねこ」の一覧(固定画面)を表示します。
※「ねこ」の項目を追加する毎に画面を修正する必要があります。
Webアプリのシステム構成とWebアプリの位置付けは以下の通りです。
ここでも、WebアプリとWebサイトの違いを以下の図にまとめましたので参考にしてください。
項目 | 内容 | 説明 |
---|---|---|
Apache | Apache HTTP Server | Webサーバ。テキスト、HTML、画像等の静的コンテンツを提供する。 |
Tomcat | Apache Tomcat | APサーバ。JavaをWeb上で動かすためのソフトウェア。 |
Webアプリ | - | Webアプリケーション。動的コンテンツを生成する。 |
DB | DataBase | データベース管理システム。 |
Webアプリの開発環境は以下の通りです。
Eclipse(統合開発環境)、JDK(Java開発キット)の他、データベースにアクセスするためのJDBC/D(JDBCドライバ)が必要になります。
尚、本開発環境はフレームワークを使用しない純粋なJavaのみの開発環境です。
項目 | 内容 | 説明 |
---|---|---|
Eclipse | 統合開発環境(IDE) | Javaの開発ツール。本ツールでコード修正、コンパイル、デバッグが行える。 |
JDBC/D | Java DataBase Connectivity Driver | JDBCドライバ。JavaからDBにアクセスするための標準インターフェース。 |
JDK | Java Development Kit | Java開発キット。Javaで開発を行うためのパッケージ。 |
Webアプリを開発する上でJava言語以外に必要な開発言語は以下の通りです。
また、Web開発におけるバックエンドとフロントエンドは開発言語で異なります。
項目 | 内容 | 説明 |
---|---|---|
Java | - | オブジェクト指向の汎用プログラミング言語。 |
SQL | Structured Query Language | データベースを操作するための言語。 |
HTML | Hyper Text Markup Language | Webページを記述するための言語。 |
JSP | Java Server Pages | HTMLにJavaプログラムを埋め込んだファイル。 |
CSS | Cascading Style Sheets | Webページのスタイルを定義するための言語。 |
JS | JavaScript | Webページに記述したプログラムをブラウザ上で実行するための言語。 |
バックエンド | - | データ処理側。Java、SQL(DB)の開発をバックエンドと呼びます。 |
フロントエンド | - | Webページ側。HTML(JSP)、CSS、JSの開発をフロントエンドと呼びます。 |
Webアプリのインターフェースを説明します。
ApacheとTomcatを連携するためのインターフェースです。
ApacheからTomcatに接続するには、ajp(Apache JServ Protocol)プロトコルを使用します。
(1)WebクライアントからのURLをApacheが受け付けます。
(2)ApacheはアクセスされたURLをajpプロトコル用に書き換えてTomcatと通信を行います。ajpプロトコルは8009番ポートを使用します。
本サイトの「JavaでWebアプリを作ろう」は随時更新しています。
Webアプリを開発する上で少しでも参考になれば幸いです。
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